自作PCの仕上がりを左右するPCケース選び。スペースに余裕があり、拡張性や冷却性能をしっかり確保したいなら、フルタワーPCケースが頼りになります。ただ、本体価格が高くなりがちで「コスパ重視で『フルタワー pcケース 安い』ものを探したい」という声も多いはず。
そこで今回は、価格の安さだけでなく、対応マザーボード(E-ATX/ATX/mATX)やGPU長対応、CPUクーラー高さ、標準搭載ファン数と増設可能スロット、水冷ラジエーター対応など「拡張性」「エアフロー」「冷却性能」にもこだわったお手頃モデルを厳選しました。工具不要パネルやケーブルマネジメント、防塵フィルターの有無など「組み立てやすさ」「静音性」「前面I/O」まで、中学生でもわかるやさしい解説つき。この記事を読めば、自分にぴったりの安いフルタワーPCケースが見つかるはずです!
Antec Constellation C8 ARGB Whiteは、ピラーレス式の強化ガラスパネルを前面と側面に備えたフルタワーPCケースです。価格は約2万3千円とフルタワーとしてはリーズナブル。ガラス越しに内部パーツを美しく見せたいゲーマーや自作PCビルダーにおすすめの一台です。
一番の魅力は、大型マザーボードのE-ATXにも対応する広い内部空間とARGB対応のファン。底面と背面には初期装備の大型ファンがあり、さらに最大10基の120mmファンを増設可能です。360mmラジエーターにも対応し、ハイエンドGPUや水冷システムをしっかり冷やせる高いエアフロー性能がうれしいポイント。
重さは約11.8kgとややズッシリ感じるかもしれませんが、その分剛性が高くパーツの固定も安定。工具なしでパネルを取り外せ、ケーブルマネジメント用の結束バンドやホコリ除けフィルターも搭載されているため、組み立てやメンテナンスがスムーズです。
広い内部に大型GPUや複数のストレージを積みつつ、見た目にもこだわりたい自作PCユーザーにおすすめです。
Fractal Design Pop XL Silent Black Solidは、静音性を重視しつつ大きめのパーツもすっきり収めたい自作PCユーザーにおすすめのフルタワー型PCケースです。前面とトップは閉じたデザインで、防音フォームを内蔵しているため、アイドル時や軽負荷時にはほとんど音が気になりません。
最大360mmの水冷ラジエーターを前面と天面に装着できるほか、Extended ATXにも対応する広い内部スペースを確保。ケーブルタイやベルクロストラップの取り付けポイントが複数あり、配線をきれいにまとめられるのが魅力です。USB3.0ポート×2やヘッドホン/マイク端子も前面に配置し、使い勝手にも配慮しています。
3.5インチベイは物理的に3つありますが、実際に使いやすいのは1~2台分程度と考えておくと安心です。また、別売りのUSB Type-Cアップグレードカードを使わないとType-Cポートが追加できない点は注意が必要です。それでも約1万5千円台という価格で、静音と拡張性を両立したい人におすすめのコスパモデルと言えます。
Antecのフルタワーケース「Performance 1 FT」は、フルサイズのE-ATXマザーボードを搭載したいけれど、本体価格を抑えたい人におすすめのモデルです。左右に4mm厚の強化ガラスパネルを備え、内部のパーツを見せつつも、ケーブル配線は裏配線カバーでスッキリまとめられます。
一番の魅力はエアフロー性能。フロントに140mmファン×3基を標準装備し、底面や上面にも追加で120mmファンが最大10基まで取り付け可能です。420mmサイズの大型ラジエーターも搭載できるので、水冷CPUクーラーや大型GPUを狙うゲーマーやクリエイターにもぴったり。引き出し式の埃フィルターも前面と上面に付いており、お手入れも簡単です。
やや重くドライバーがないと外せないサイドパネルや、標準ファンの風量が物足りないと感じる場合がある点は注意が必要です。それでも、豊富な拡張性と優れた冷却力を低価格で手に入れたい人にとっては、コスパ抜群の一台と言えます。
COUGARのフルタワーPCケース「PANZER MAX」は、拡張性と冷却性能を重視しつつ価格を抑えたい自作PCユーザーにおすすめの一台です。E-ATXからMini-ITXまで幅広いマザーボードに対応し、最大390mmの大型グラフィックボードや360mmラジエーターが搭載可能。工具不要のワンタッチ着脱パネルで組み立ても手軽に行えます。
さらに、前面・天面のメッシュパネルはワンプッシュで外せるため、ほこりがたまってもサッと掃除できるのが魅力。5.25インチドライブベイを2基備えており、Blu-rayドライブなどもそのまま取り付け可能です。コストパフォーマンスの高い大容量ケースをお探しのゲーマーや動画編集者、初めてフルタワーに挑戦する方にぴったりです。
E-ATX対応のフルタワーケース「Constellation C8 Curve Wood」は、フロントに本物の木製パネルと4mm厚の湾曲強化ガラスを備えた個性派モデルです。リビングルームにも馴染むナチュラルなデザインで、見せるPCを低価格で手に入れたい人におすすめ。価格は約2万円と、フルタワーとしてはお手頃です。
内部はデュアルチャンバー設計で、ケーブル配線をスッキリ収納可能。上部・下部・側面には360mmまでの水冷ラジエーターを同時に3箇所設置でき、140mmファン最大9基(または160mmファン6基)まで増設できます。0.8+1.0mmの厚いスチールを採用し、PCパーツをしっかり支える剛性も確保しています。
気になるポイントとしては、ガラスパネルに工場出荷時の保護フィルムが貼られておらず、キズに注意が必要な点。また、裏配線スペースがややタイトで、HUBの取り付け場所が限られるとの声もあります。それでも、価格帯を考えれば十分な品質と組みやすさと言えるでしょう。
おしゃれな木製フロントパネルと大容量冷却サポートを、コスパ重視で手に入れたい自作PCユーザーにおすすめの一台です。
Thermaltake CTE C750 Air -Snow-は、新設計のCTEレイアウトを採用したコスパ抜群のフルタワーPCケース。マザーボードのリアパネルを天面に配置し、GPUを縦置きで支えることで重量負荷を軽減。水冷ラジエーターや大型グラフィックカードをしっかり冷やしたい自作ユーザーにおすすめです。
標準で140mmケースファンを3基搭載し、最大14基まで増設可能。前面・背面・右側に最大420mmラジエーターを、トップに240mm、ボトムに360mmを設置できる冷却性能が魅力です。ストレージは3.5インチ×7台、2.5インチ×12台の大収納量を誇り、E-ATXマザーボードにも対応する拡張性を備えています。
強化ガラスサイドパネルや各所のホコリフィルターは工具不要で着脱でき、ケーブルマネジメントもしやすい設計。前面にはUSB3.2 Gen2 Type-CやUSB3.0×4、オーディオ端子を装備し、最新周辺機器との接続もスムーズ。3年保証つきなので、長く安心して使いたい人にもおすすめです。
サイズは幅327×高さ565.2×奥行599.2mmと大型なので、設置スペースに余裕がある人向け。コストを抑えながらも拡張性と冷却性能を重視したい自作ビルダーにぴったりの一台です。
Fractal Design Pop XL Air RGB White TG Clear Tintは、予算を抑えつつも広い内部と高い冷却性能を求める自作PCユーザーにおすすめのフルタワーケースです。前面メッシュパネルと6基の標準RGBファンでしっかり風を通し、夏場のゲームや動画編集でもパーツを冷やしやすい設計になっています。
内部はE-ATXまで対応し、グラフィックボードや大型CPUクーラーも余裕をもって取り付け可能。側面は強化ガラスで、組み上げたあとの美しいライティングをじっくり楽しめます。また、ケーブルタイ用ホールやベルクロストラップがあらかじめ付いているので、配線整理もスムーズ。USB3.0ポート2基やオーディオ端子も前面に備わっており、使い勝手もよいバランス型ケースです。
3Pinファンケーブルがやや短めで延長が必要になる点や、埃を吸いやすいメッシュ構造は注意ですが、コスパ重視で拡張性・エアフローを両立したい人にはイチオシ。予算1.5万円前後でフルタワーを試してみたい方にもぴったりのモデルです。
RAIJINTEKの「ZOFOS ULTRA」は、コストを抑えながらフルタワーならではの拡張性を求める自作PCユーザーにおすすめの一台です。E-ATXまで対応しているので、大型GPUやマルチストレージをガッツリ載せたいゲーマーやクリエイターにもピッタリ。
一番のポイントは冷却&拡張性能の高さ。最大15基の120mmファンを搭載可能で、360mm/420mmサイズの水冷ラジエーターにも対応します。CPUクーラーは高さ200mmまで、HDDケージを外せばGPUは最大540mmまで取り付けOK。強化ガラスパネルで内部を見せつつ、自作PCを格好良く魅せられます。
ただし標準ファンは付属しないため、別途ファンを用意する必要があります。この点を理解した上で、冷却性能と拡張性を重視しつつ予算を抑えたい人におすすめのモデルです。
COUGARの「MX600」は、約1万9千円という抑えめな価格ながら、フルタワーならではの拡張性と冷却性能に優れたPCケースです。大きめのGPUや360mmラジエーターを搭載したいゲーマーや動画編集者、自作PC初心者でも使いやすいツールレス設計が魅力。スペースに余裕があるデスク周りで、しっかり冷やしつつ組み立てコストを抑えたい人におすすめです。
一番の特徴は「全方位エアーフロー構造」。フロントとリアに計4基の140mmファンを標準装備し、最大9基まで増設OK。水冷ラジエーターは前面/上面に最大360mmまで対応し、内部温度を大幅に下げられます。裏側にはファンハブが付いているので、配線がごちゃつかず見た目もスッキリ。
内部はE-ATXを含む多彩なマザーボード規格に対応し、最大GPU長400mm、CPUクーラー高さ180mm、PSU長さ180mmまで収まる広いクリアランスを確保。強化ガラスサイドパネルはネジ不要で着脱でき、メンテナンスもしやすい設計です。
注意点としては、リセットボタンが省かれている点と、PCIスロットのネジ取り外し時に長めのドライバーがあると便利なことくらい。総じて約1.9万円とは思えない実力派ケースで、コスパ重視の自作ユーザーにぜひおすすめしたい一台です。
RAIJINTEKのZOFOS ELITE SF4は、大型パーツを静かに運用したい自作PCユーザーにおすすめのフルタワーケースです。E-ATXからMini-ITXまで幅広いマザーボードに対応し、415mmまでの長いグラフィックカードや360mmクラスの水冷ラジエーターも難なく搭載できます。
ケースの外周と内側には厚手のSilencio防音素材を貼り、高性能な14025 PWMファンを標準で4基搭載。普段は吸音素材で音を抑え、必要に応じて天板のメッシュ部を露出させることで冷却重視のセッティングにも切り替え可能です。静音性とエアフローを両立したい人にぴったりの一台です。
ただし、232×485×505mm・約11.5kgという大きさと重さがあるため、設置場所や持ち運びには余裕が必要です。また、冷却を強化するために天板や扉を外すと静音性がやや低下する点も覚えておきましょう。
総合的に見て、4基ファン+防音素材でコスパ抜群の静音フルタワーケースを探している人にはZOFOS ELITE SF4がおすすめ。静かな環境で大規模な自作PCを組みたい初心者から経験者まで幅広く満足できるモデルです。
安いフルタワーPCケースを探すときは、まず本体価格と性能のバランスをチェックしましょう。予算を抑えつつ拡張性も欲しい方にピッタリです。Amazonではセールやプライムデーなどのタイミングを狙うと、よりお得に手に入りますよ。
自分の使いたいマザーボード(E-ATX/ATXなど)や長いグラボ、大型CPUクーラーが入るかどうかを必ず見てみましょう。GPU最大長やCPUクーラー高さ、ドライブベイ数を確認すれば、後から「あれ入らない!」という失敗が少なくなります。
安いフルタワーPCケースでもファンを何台増設できるか、水冷ラジエーター対応サイズなど冷却性能を意識すると安心です。メッシュパネル付きなら通気性がよく、熱がこもりにくいですよ。
はじめて自作する方は、サイドパネルの開け閉めが簡単か、ケーブルをまとめるスペースがあるかをチェックしましょう。工具不要のパネルロックやホコリ対策フィルター付きなら、長く快適に使えます。
USBポートの数や位置、オーディオ端子の有無は日々の使い勝手に大きく影響します。RGBファン対応や強化ガラスパネルなど、見た目にもこだわりたい方はデザイン性も確認してみてくださいね。
以上のポイントをおさえれば、きっと自分に合った「フルタワー pcケース 安い」モデルが見つかります。安心して選んでみてください!
今回は「フルタワー pcケース 安い」をテーマに、コスパ重視で拡張性・冷却性能をしっかりおさえたおすすめモデルを紹介しました。E-ATX対応やGPUサイズ、ファン枚数、水冷ラジエーター対応までチェックすれば、大型パーツを思いどおりに組み込めます。工具不要のサイドパネルや防塵フィルター、USBポート数など組み立てやすさ・使いやすさも大切なポイント。
この記事を参考に、自分のパーツ構成や好みに合ったフルタワーPCケースを選んでみてください。手ごろな価格で拡張性と冷却力を兼ね備えたケースなら、快適な自作PCライフがきっと叶います!
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