小さなミニタワーケースに最新のグラフィックボードを入れようとすると、「思ったより長くてミニタワー グラボ 入らない…」とがっかりすることがありますよね。パソコンをゲームや動画編集に使いたいのに、せっかく買ったGPUがケースに収まらないと残念です。
この記事では、全長170~210mm前後のショート基板グラフィックボードを中心に、ミニタワーケースにしっかり収まるおすすめモデルを紹介します。ケース内寸へのあてはめ方、シングルファンとデュアルファンの冷却性能、補助電源の要否、消費電力(TDP)といった選び方のポイントをわかりやすく解説。これを読めば「サイズがギリギリだけど大丈夫かな?」という不安も解消し、自分にピッタリのグラボが見つかるはずです。
Cooler Master Silencio S400 静音型ミニタワーPCケースは、ショート基板のグラフィックボードをスリムに収めたい自作PCユーザーにおすすめの一台です。遮音スチールパネルと内蔵の遮音材が騒音をしっかり抑えつつ、最大319mmまでのグラフィックスカードを搭載できます。
一番の魅力は静音性能とグラボ対応長のバランスです。フロント/リアに120mm PWMファンを各1基ずつ標準搭載し、800~1400RPMで静かな排熱を実現。ケース内部の遮音材がファン音を和らげ、深夜の作業やゲームでも音が気になりにくい設計です。
拡張性も高く、5.25インチベイ×1、3.5インチHDDベイ×4、2.5インチSSDベイ×4を装備。USB3.2 Gen1×2ポートやヘッドセットジャック、SDカードリーダーも前面に配置し、使い勝手を損ないません。Type-Cポートがない点や、5.25インチドライブ装着時のラジエーター設置に制限がある点はやや注意が必要ですが、コンパクトケースで静かにゲームや映像編集を楽しみたい人にはぴったりです。
Thermaltakeの「Versa H17」は、コンパクトなミニタワーながら最大350mmまでの長尺グラボをしっかり収められるおすすめケースです。MicroATX/Mini-ITX対応で、ショート基板だけでなくフルサイズGPUを試したい自作PCユーザーにも最適。小型ケースで“グラボが入らない”という悩みを解消してくれます。
内部には最大5基のケースファンを設置可能。前面280mm×1または240mm×1、背面120mm×1の水冷ラジエータにも対応し、排熱性能は十分です。電源カバーによるケーブルマネジメントにも優れ、裏配線がスッキリ片付くのもポイント。アルミフロントパネルがシンプルでスタイリッシュなデザインを演出します。
フロントパネル回りの作りにややチープさを感じる部分はありますが、価格は3,500円前後と非常にリーズナブル。小型ケースでグラボ選びに苦戦している人や、初めての自作で組みやすさを重視したい方におすすめの一台です。
Thermaltake S100 TG 強化ガラス ミニタワーPCケースは、見た目の美しさと使い心地の両立を求める自作PCユーザーにおすすめの一台。コンパクトな設計ながら頑丈な強化ガラススイングドアを左サイドに搭載し、内部を手軽にチェック・メンテナンスできます。
最大330mmの拡張カードに対応し、長さのあるグラフィックボードもほとんどのミドルクラスまで問題なく収まります。さらに上部には280mmサイズの水冷ラジエータが取り付け可能で、冷却性能を重視するゲーマーやクリエイターにも適した設計です。背面・底部にあるダストフィルターがホコリの侵入を抑え、長く清潔に使える点も魅力です。
注意点として、240mmクラスの簡易水冷を上部にセットする場合はパーツの高さ確認が必要です。メモリやマザーボードとのクリアランスを事前にチェックすれば安心して組み立てられます。スタイリッシュな外観を重視しつつ、拡張性と冷却力を両立させたい人にぜひおすすめです。
Cooler Master MasterBox MB400Lは、コンパクトなミニタワーケースながら5.25インチ光学ドライブベイを備え、GPU長約346mmまで対応するおすすめの一台です。Mini-ITXやMicro-ATXマザーボードに対応し、レトロPCの光学ドライブを生かしたい人や、省スペースながらしっかりした拡張性を求めるユーザーに最適です。
一番の魅力は、側面が強化ガラスパネルで内部が見えるスタイリッシュさと、精度の高いネジ穴設計による組み立てやすさ。リアに120mmファンが1基付属し、フロント×2、トップ×1に追加可能なので、ショート基板からミドルクラスのグラボまで安定した冷却が行えます。ケーブル配線スペースも十分あり、裏配線で見た目すっきり、グラボファンへの干渉もありません。
気になる点としては、フロントパネルのメッシュ量がやや少なくホコリ対策にフィルタが別売りということ。ただし価格は7,000円台と手頃で、初心者から中級者まで自作を楽しみたい人におすすめ。省スペース環境でGPUをしっかり冷やしたいゲーマーやクリエイター志向の方にもぴったりです。
NTG(エヌティージー)のミニタワーPCケースは、Micro-ATX・mini-ITXマザーボードに対応しながら最大320mmのグラフィックボードを収納できる設計です。小型ケースでもしっかりしたGPUを組み込みたい自作ゲーマーにおすすめ。
一番の魅力は、左右どちらも強化ガラスパネルを採用し、内部のパーツを美しく見せられる点。ドライブベイはHDD×2、SSD×1を備え、最大7個のケースファン取り付けが可能です。前面にはUSB3.0×1、USB2.0×2、HD Audio端子を搭載し、周辺機器との接続もスムーズ。
注意点としては、ケースファンが付属しないため、冷却性能重視なら別途ファンを購入しましょう。また裏配線スペースはやや狭めなので、ケーブルが太い場合は通し方にひと工夫が必要です。
コンパクトかつリーズナブルにゲーミングPCを組み立てたい人、見た目重視で強化ガラスケースを探している人におすすめの一台です。
デスクトップ用 ITX コンピューター ケース Xuyue は、ミニタワーながら最大305mmのデュアルスロットGPUに対応しており、小型PCで高性能グラボを使いたい人におすすめの一台です。Mini-ITXマザーを搭載しつつ、しっかり冷やせる設計が魅力です。
本体はアルミニウム合金+SPCC鋼板を用いた8.1Lの超小型シャーシ(312×135×193mm)。底面に120×15mmファンと80×10mmファンを各1基取り付けられ、四面放熱ホールで熱を効率的に逃がします。SFX/SFX-L電源にも対応し、省スペースでもケーブルをまとめやすい作りです。
ライザーケーブルは別売りなので、事前に長さを確認して準備しましょう。高性能GPUをスリムなケースに収めたいゲーマーや、狭いデスクで省スペースに自作PCを組みたい初心者にもおすすめのケースです。
長尾製作所の「オープンフレーム ver.mini-ITX ブラック スチール ミニタワー」は、ミニタワーケースでグラフィックボードが入らないと悩む人におすすめの一台。奥行き150mmのオープンフレーム設計で、短めのグラボならそのまま、縦置きにしたい場合もオプションライザーケーブルで対応できます。
本体は1.6mm厚のスチール製で頑丈ながら重量は約1.7kgと軽く、持ち運び用の取っ手付き。120/140/240mmの水冷ラジエーター取り付け穴や、空冷クーラー(縦置き時は高さ55mmまで)の装着も可能です。対応マザーはmini-ITX/mini-DTXで、2.5インチドライブを1台搭載でき、LED付き電源スイッチやケーブルバンドなど組み立てに便利なパーツがそろっています。
SFX電源専用のためATX電源は使えませんし、ホコリ対策用のフィルターはないので、こまめなメンテナンスが必要です。それでも、コンパクトかつ冷却性能を両立したい自作PCユーザーや、グラボを魅せる“魅せPC”をミニタワーで実現したい人にぴったりの製品です。
ZALMANのミニタワーPCケース「T3 PLUS」は、省スペース環境でショート基板のグラフィックボードを収めたい自作PCユーザーにおすすめの一台です。外形寸法355×206×422mmのコンパクト設計ながら、最大290mmまでのGPUをサポートし、Micro-ATX/Mini-ITXマザーボードにも対応しています。
サイドパネルには工具不要で着脱できる強化ガラスを採用し、内部をスマートに見せられるのが魅力。フロントとリアに120mmファンを各1基標準搭載しており、追加購入なしで安定したエアフローを確保します。ドライブベイは2.5インチ×1と2.5/3.5インチ共用×1を備え、SSDやHDDの増設にも柔軟に対応可能です。
安価な分、鉄板は薄めでネジ穴の精度にややシビアな部分もありますが、その軽量設計(約3.6kg)とシンプルな組み立てやすさは初心者にも扱いやすいポイント。ショートグラボを搭載してコストパフォーマンスを重視したい方におすすめのケースです。
SilverStoneのPRECISIONシリーズ「SST-PS13B」は、奥行き400mmのコンパクトなATXケースです。フルサイズの大きなグラフィックボードも最大347mmまで入り、小さなデスクや限られたスペースでもしっかり使えます。狭い場所でもATXマザーボードが組めて、2つの5.25インチベイや7つの拡張スロットもあるので、拡張性をあきらめたくない人におすすめです。
ケース内は黒で統一されていて見た目もスッキリ。前面にはホコリを防ぐ着脱式のフィルターがあり、お手入れも簡単です。CPUクーラーは高さ162mmまで対応し、ドライブベイは外部用が5.25インチ×2、内部に3.5/2.5インチを合計3つ用意しています。組み立てる時は配線スペースが狭いので少しコツが要りますが、そのぶんコンパクトにまとめたい人にはピッタリのケースです。
Thermaltake The Tower 200 Matcha GreenはMini-ITXサイズのコンパクトなミニタワーながら、縦置きで最大380mm(電源カバー装着時は280mm)までの大型グラフィックカードを搭載できるのが大きな魅力です。限られたスペースでハイエンドGPUを収めたい自作PCユーザーにおすすめのケースと言えます。
シャーシはモジュラー構造を採用し、側面パネルやドライブベイを細かく分解可能。標準で140mmファンを上下2基搭載し、トップ/右サイドには120~140mmファンや最大280mmの水冷ラジエーターも取り付けられるため、優れたエアフローと冷却性能を確保できます。内部LEDライティングを生かせるショーケース風デザインもポイントです。
ATX電源(最大長220mm)対応で手持ちパーツの流用がしやすく、3.5インチ×2または2.5インチ×4のドライブベイも装備。見た目と機能性のバランスを重視しつつ、ミニタワーで妥協したくない人に特におすすめの一台です。
Cooler Master Elite 301 Liteは、365mmまでの長いグラフィックボードがしっかり収まるミニタワーケースです。小型のMicro-ATXやMini-ITXでハイエンドGPUを組み込みたい人におすすめ。価格は約6,647円とお手頃ながら、拡張性と冷却性を両立しているのが魅力です。
大型の吸気グリルを備えたフロントパネルはマグネット式ダストフィルターで手軽に着脱可能。内部スペースを効率よく冷やせる設計で、リアに付属の120mmファン1台を含め最大6台のケースファンや240/280mmラジエーターをサポートします。CPUクーラーも163.5mmまで搭載でき、将来的なアップグレードにも対応可能です。
ケース外観はシンプルながら、USB3.2 Gen1 Type-Cポートを前面に装備し、最新デバイスとの接続もスムーズ。ケーブル配線スペース18.5mmを確保し、背面のダストフィルターはフロント・トップ・ボトムに配置。小型ながらメンテナンス性・エアフロー・拡張性を重視する自作PCユーザーにぴったりのコストパフォーマンスモデルです。
SilverStoneのミニタワーケース「FARA311」は、Micro-ATXやMini-ITXマザーに対応しつつ最大354mmのグラフィックボードも収まる設計です。コンパクトな筐体ながら排熱性に優れ、ショート基板に限らず中堅クラスのGPUを入れたい人におすすめの一台。
フロントはメッシュパネルで240mmサイズの水冷ラジエーターにも対応。内部には大型のケーブル用開口があり、配線がスムーズに行えます。5.25インチベイを備え、光学ドライブやリムーバブルラックも取り付け可能。フロントUSB 3.0×2、USB 2.0×1も便利です。
3.5インチベイが固定式なため、M.2ストレージ中心の構成ではややスペースが余ることもあります。それでも組み立てやすさと冷却性能のバランスは抜群で、グラボが「入らないかも…」と心配なミニタワーユーザーに特におすすめです。
ZALMAN I3 NEO BLACK ミドルタワー型PCケースは、手持ちのミニタワーで「グラボが入らない!」と悩んでいる人におすすめの一台。最大350mmまでの拡張カードに対応しており、ショート基板はもちろんフルサイズのハイエンドGPUも余裕を持って収められます。
エアフロー重視のメッシュフロントパネルと120mm RGBファン×4基を標準搭載。ケース内部の熱気を効率的に吹き飛ばせるので、小型ケース特有の排熱不足に悩むゲーマーやクリエイターにもぴったりです。脇役のはずのケースファンが光るライティングも魅力的。
ヒンジ付きの強化ガラスサイドパネルで、パーツ交換やメンテナンスが工具不要でスムーズ。将来360mmの水冷ラジエーターや追加ファンを増設できる拡張力も備えています。最新GPUをフルに冷やしたいユーザーにおすすめのコスパ抜群モデルです。
Thermaltakeの「Core V21」は、ミニタワーケースでは長さが足りずグラフィックボードが入らないと悩む自作PCユーザーにおすすめしたいキューブ型PCケースです。microATXやMini-ITXに対応しながら、350mmまでの拡張カードが収まるスペースを確保。フロントに200mmファンを標準装備し、メッシュパネルとダストフィルターで優れたエアフローを実現しています。
ケースの全パネルが取り外せるうえ、上下・左右の位置を自由に組み替え可能。2段スタック構造や90度傾けた設置にも対応し、水冷ラジエータや追加ファンの取り付けも簡単です。3.5/2.5インチドライブを多数搭載でき、USB3.0ポート×2も前面に配置。GPUの長さや冷却性能、メンテナンス性を重視するコンパクトPCユーザーに最適な一台です。
Cooler Masterの「MasterBox NR200P V2 White」は、コンパクトなミニタワーケースでも大きめのグラフィックボードをしっかり収めたい人におすすめです。最大356mmまでの長さ・160mmの高さに対応し、縦置き用のPCIe4.0ライザーケーブルとGPUサポートブラケット付きで、スペースを有効活用しながらハイエンドな構成を実現できます。
上部には240/280mmサイズの水冷ラジエーターを搭載可能。下部には120mm PWMファンを標準装備した垂直エアフロー構造により、内部温度を効率よく排出します。ガラスパネルとスチールメッシュパネルが付属し、内部を見せる見た目重視にも、排熱重視にもカスタマイズOK。USB3.2 Gen2x2 Type-Cなど最新インターフェースも揃っています。
注意点として、日本正規仕様では電源ケーブルのL字部分が高いため、240mm簡易水冷を入れるなら薄型ファンや代理店の対策パーツが必要になることも。ですが、ケース内寸や拡張性の高さを活かして、狭いデスクスペースにゲーミングPCを置きたい人、クリエイティブ用途でグラボ性能を優先したい人にはぴったりの一台です。
ミニタワー グラボ 入らない、とお悩みの方はまずケース内の『奥行き(深さ)』を測りましょう。ショップやメーカーの製品ページにあるカード全長(mm)と比較して、170~210mm前後のショート基板モデルを選ぶと安心です。
コンパクトケースは排気スペースが限られるぶん、温度管理が大切です。シングルファンモデルは静音性に優れ、デュアルファンは冷却力が高め。ヒートパイプや大型ヒートシンク搭載モデルもチェックして、自分の使い方に合った冷却性能を選びましょう。
ゲームや動画編集など用途に合わせて、GPUチップ世代(例:GeForce RTX 30シリーズ/20シリーズ)とVRAM容量(6GB~12GBなど)を比較します。FHDゲーミングなら6GB、WQHD以上やクリエイティブ用途なら8GB以上を選ぶと快適です。
ショート基板モデルでも6pinあるいは8pin補助電源が必要なものがあります。手持ちの電源ユニットが対応しているか確認し、変換ケーブルや分岐ケーブルを使う場合は配線に余裕があるかどうかも見ておきましょう。
TDPが高いほどケース内に熱がこもりやすくなります。ミニタワーではケースファンの追加や吸排気ルートの確保がポイント。消費電力(W)を参考にして、ケース全体のエアフローをイメージしながら選ぶと安心です。
ショート基板は数やラインナップが限られがちですが、同じGPUチップ世代の長尺モデルと比べて価格差をチェックしましょう。ポイント還元やセールタイミングを活用すると、お得にゲットできます。
以上のポイントを押さえれば、「ミニタワー グラボ 入らない」と悩まず、自分にぴったりのショート基板グラフィックボードが見つかります。ぜひ参考にしてくださいね。
ここまで、ミニタワーケースにグラボが入らない問題を解消するためのポイントを振り返りました。
・まずはケース内寸とカード全長をしっかり比べる ・冷却性能(ファン数や排熱設計)をチェックする ・補助電源の要否やTDPを確認して、手持ちの電源ユニットと相性を合わせる
これらを押さえれば、安心してショート基板グラフィックボードを選べます。ぜひ自分のケースサイズにピッタリ合う一枚を見つけて、快適なゲーミング&クリエイティブライフをスタートさせましょう!
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