【最新】Switchの糖度高めの恋愛ゲームおすすめ6選｜胸キュン重視の失敗しない選び方

発売前から気になっていたゲーム。携帯しか試してないけどグラフィック綺麗でスイッチ凄いです 続編もスイッチ版で決まりですね なんか心もアソコも暖かくなるゲームで好きです 追記 switchの本体液晶だけでもほぼゲーム操作できます持ってる方は色々試してみて欲しいです (物語に関しては正直フアンでないと辛口になると思う まだクリアしていないひとの意見なのであしからず)この手のゲーム好きな人にはオススメです

今PS4版のソニーチェック規制問題にて話題のノラととですが、Switch版では規制は確認されておりません。 買うならこちらのSwitch版がオススメです。 テキストも笑いがあって面白いですよ。 来年には2もSwitchで出ますが、2もSwitch版を買うのが良いと思います。

話のテンポがいいのでするすると読み進めることができ、 声付きのナレーションがあるのも文章に柔らかみが出ているので個人的には好きです CGもキレイなのでテレビ画面で眺めているだけで楽しいです 携帯モードとTVモードの切り替えが容易なswitchはやはりノベルゲームと相性がいいと思います。 ただ、似たようなジャンルの「大図書館の羊飼い」は、 コントローラーの片側に基本的な操作が集約されていたので、右のJoy-Conだけでプレイ出来たのですが、 当作品はスティックでのカーソル操作ができないため、コントローラーを両手で持つ必要があります。

攻略キャラ５名（１名軽い制限がありますが最初から攻略可です） EDはロマンスルート・マジックルート・バッドエンド（１名無し） ★4.5位ですがおまけで★５で。 白鳥さんの企画という事で大変楽しみにしていました。お金を奪うなど様々な事で絡む事、夢であるマジックに関してもしっかり絡む為、主人公の性格がかなりしっかりしていますが、不条理な条件を付きつけられるので苦手な方は余りいらっしゃらないかと思います。 個人的には雰囲気もシナリオもとても好みでした。TAKUYOさんらしい多少の癖はあるものの、どちらかというと、他のタイトルより、オトメイト等の他社のゲームがお好きな方でも楽しめると思います。 また、人によっては気になってらっしゃるかもしれませんが移植Switch版でOP等を歌われているバンドの方がBGMも担当されているのですが、ゲームの雰囲気に合っていますし、OP、EDも合っているので心配はいりません。（心配していた一人なので……） 特に私は白鳥さんのシナリオが好きな為とても楽しかったです。もう一人のライター関口さんも恋愛が得意な方です。お金が絡む等の事があり、少し攻略対象との関係が不思議な感じなのですが、個別に直ぐに入るので金太郎飴展開は無く、恋愛過程も大事にされています。シナリオの長さは標準くらいでしょうか。 トランプゲームはイカサマ推奨ですが、イカサマ無しでも遊べます。基本、勝てれば良いので。イカサマしても負ける時は負けますし、ハイ＆ロウはイカサマ無しでも勝ちやすいです。ゲームに入る前はシステムセーブも入るのであんまり気にしなくても良いと思います。 アイキャッチは驚きますが、気づけば慣れています。 低予算とおっしゃられている方がいらっしゃる通り、ボイスはメイン６名、立ち絵も目パチ等はありませんが、基本的には気になりません。背景も豪華客船らしいです。価格は長さに対しては高めではありますが、昨今の乙女ゲームの事情から考えると仕方が無い範囲でしょうか。他社含め移植されまくっている中での新作なので個人的には許容範囲かと思います。（乙女ゲームだけでなくノベルアドベンチャー系も全体的に苦戦していますからね） まだ完全クリアはしていないのですが……一番残念なのは折角シナリオにトランプゲームが入っているのに、クリアしても遊べないようですね。それが非常に残念です。本当に単体で遊びたかったので……。 ……まあ、ミニゲームが別途で遊べるゲームって、今まで無かった気がするので仕方が無いのでしょうか。 恋愛過程もしっかりしていますし、乙女ゲームがお好きな方は楽しめるゲームだと思います。手に取って後悔はしないゲームです。

黒幕キャラの性格が嫌いすぎて好きになれませんでしたが、それ以外のメインの攻略対象4人はどのルートもきゅんきゅんしました。 何より恋愛過程、好きになるまでの過程や両思いになるまでの葛藤の描写がよかったです。 主人公の冒頭の日常描写が物足りなく感じたのですが、公式ブログに主人公のプロローグ前SSが公開されており、それを読むとより没入感が増しました。 世界観はこのゲームにおいて私はそこまで重視していなかったので、言うほど気になりませんでした。 あと攻略対象が全員資産家ということもあり、貧乏なヒロインが金銭的に苦労するという未来が見えないため安心して任せられます。 資産家ならではの余裕が所々見られ魅力的なに感じました。また主人公のような「普通の子」を好きになるところにも、それぞれ納得させられました。 所謂「おもしれー女」になれます。 まあ乙女ゲームは大体「おもしれー女」になれるのですが。 何も関係なく幸せになれるハッピーエンドと、攻略対象の心を奪って自分のものにするマジックエンドがあるのですが、全体的にはマジックエンドの方が退廃的で私は好きでした。 結末としてはメインヒーローとアミルはハッピーエンドの方が好きでした。 とにかく恋愛に重きを置いたストーリーが好きな人にはおすすめしたいです。 世界観とか真相は凝ったものではないので、そこを期待すると肩透かしを食らうと思います。 TAKUYOさんのゲームはいい意味で癖が強く、合う人と合わない人がいると思うのですが、このゲームはTAKUYOらしさが抑えられている方のでプレイしやすいです。 ただ他社のゲームに慣れている人にとっては、「低予算」と見られてしまっても仕方がないのかな…。 でも色んなゲームをプレイしている身としては「低予算でがっかり」みたいな意見はなんだか寂しく思いました。 新作乙女ゲームの数が減っているこのご時世で、新作がプレイできるだけで私としては幸せなのですがね……。 乙女ゲーム会社が沢山潰れていったり新作出さなくなっていく中TAKUYOさんは頑張っていると思います。 そんな事情知らねえよという方もいるかもしれませんが、私は私のスタンスで乙女ゲーム界隈を応援していきます。 一部レビュアーさんの中のどの作品にも厳しすぎる人達は、そんな厳しく見過ぎて、乙女ゲームプレイして楽しめてるのかな？と思いました。 話が脱線しましたが、何はともあれ、私はマネサイト楽しいですという意見です。 楽しめる人がいると私も嬉しいです。

TAKUYOの過去作では月影の鎖とスイクラとカエル畑が好きで、同じシナリオライターの方が関わっていると聞いて購入しました。最初にプレイし始めた時は予想と違って明るく軽い雰囲気がとっつきにくくひたすら疑心暗鬼で進めましたが、全てクリアする頃には登場人物たち全員に愛着を持ちました。今作は意図的に語られない部分や隠された秘密も多いので（シナリオの妨げにはなりません）、色々考察するのも楽しく周回して確認したくなりました。 扱いやすいシステムに簡単な難易度で、雰囲気が明るく気軽に進められるので他社の乙女ゲームが好きな方や乙女ゲーム初心者の方にもオススメです。ロマンスルートとマジックルートの分岐があり、王道の恋愛も邪道の恋愛も楽しめます。主人公の心情描写や恋愛過程がしっかり描かれているところがとても良い点だと思います。 良かったことは、キャラ毎にCGスチルを全て解放すると思い出ボイスという特殊なボイスが聞けるのでそれがクリア後の楽しみになりました。 残念なことは主人公のフェイスウィンドウが無いところと、もう少し甘い恋愛描写や背景の掘り下げが読みたかったところです。後者は特典小冊子等が無いので特に困りました。FDやブログ更新や今後の展開を切実に楽しみにしています。

フルコンプ後レビューです。 総プレイ時間は20時間ちょい。 パッケージのイメージのままだったな、って思います。 攻略対象はメイン６＋１、サブ４、冒頭で２人まとめてのルート選択。あとはときどき選択肢を選びつつ、のよくあるノベルゲーム。エンディングは豊富で、メインキャラには４つ用意されています。BADはメリバが多め。 ・良かった点 ◎スチルもキャラクターも絵がきれい 差分も豊富 ◎フルボイス ◎背景スチルすごくきれい ◎主人公ラピスちゃん美少女 ツッコミもできる ・ラピスちゃんの家庭はハッピー お兄ちゃんみんな優しい ・好みが分かれそうな点 ？リップ音が豊富 全員違うので、たぶんこれは使い回しではないぞ…… ？両思い後のお付き合い中の甘い感じがある △目パチ、口パチがない それがこんなに寂しいものだったとは…… ・どうかと思う点 △いまいち盛り上がりに欠ける ×一部職業倫理のなさ 逮捕案件。耐える美学を見せてくれ…… △魔女っ子設定があまり活きていない（恋愛がメインではあるが…） △好感度確認できない 付き合う過程までが大好物モンスターとしては、イマイチ乗り切れませんでした。 キャラ絵もスチルも、すごく綺麗なんですよ。主人公もかわいい。 ただ、せっかく魔女っ子設定なので、もうすこし魔法を活かしたつくりなら良かった。特に人の感情を具現化できるなら、それこそ好感度が確認できるようにしたほうが世界観を反映していると思う。 あとは個人的な感想ですが……人間にハニトラ仕掛けて、自分がはまって、ほとんどのルートで進級がおざなりになり、彼とハッピー、が人生の目的になってしまうのは、ちょっと寂しい。仕事を選べる、とか、もう少し自由度が欲しかったです。 でも声優陣も豪華で、絵も綺麗でした。 ごちそうさまでした！

良かったキャラもいたし嫌だったキャラもいた。ラブシーンが豊富。私はあっさりした恋愛が好きだったからあまり好みではなかった。誤字脱字が多いのが気になったけどまぁそれは見過ごしてた。そしたら今度は※ここは○○させてくださいなどという文面が出てきたときにはこれ完成途中じゃね…？と思ったりもした。あと1部シーンでSwitchが重くてエラーが起きたことがあった。再起動したらほぼでは無いけど進めることはできた。まあそれはこちらの問題かもしれないが。 声優はなんか上手い人と下手な人の差が激しく出ているような感じがした。 面白いシーンもあったので良かったとは思う。特にシェルは好きだった 誤字脱字とか※○○してくださいとエラーがなければもっと素直に楽しめたかもしれない

かなり楽しめました。明るい系のストーリーだと思っていたのでプレイを始めてびっくりしました。 ライバルエンドと依存エンドはだいぶドロドロしております。 恋愛過程はあまり丁寧とは言えない仕上がりになってましたが、ヤンデレもいますし、ライバルエンドもありますし楽しみながら進められたと思います。 まだフルコンプしてないので暫くは余韻に浸かっていられそうです。今からジェスパーを攻略するのが楽しみです。 ただ、誤字が多いのが難点でした。 1月に修正パッチが配信されてバグが改善されております。詳しくは公式サイトをご確認下さい。 2月18日更新 意気込んで始めたvol2 期待しすぎたせいか全然進みません(TT) キャラに魅力が感じられない。性格はともかく外見が女の子にしか見えない攻略キャラがいてキツイです。 3月9日更新 先日フルコンプしました。最終的な評価になります。 シェルルートの出来が思った以上によかったです。 シェルの為にマジェマジョ買ってよかったと思えるほどでした。ジャスパールートは留羽ルートでモヤモヤした部分の補足と謎だった真相部分の解明がされててスッキリ終わる話になっております。 ★4にしましたが★5に変えさせて頂きます。

体験版をやってから購入を決めました。 まだ途中ですが、絵がとても綺麗で声優さんが稀に見る豪華さで気合が入っているのがわかります。久々に飛ばさないで全部聞いています。ベテラン声優さんなので感情の動きが繊細に表現されていてときめきます！ ヒロインも素直で純粋な良い子ですね。とても可愛いです。仕事もしっかりするし、だめだなって思った所はすぐに謝ります。一生懸命動くことができるのでかなり好感が持てます。そしてストーリーの中心にちゃんといて、この子がいるから救われる事も多いことが私にはポイントが高いです。（ゲームによってはヒロインいらなくない？って思うので） キャラはビジュアルは勿論かっこいいし、個性があって、夢中になれるかなと。珍しく攻略対象全員が大好きです。 1人クセがあるというか嫌味っぽいけど魅力的なキャラクターがいるのですが、ヒロインがこの人をどう落とすのか、さーてどう恋愛モードになるのかなと楽しみです笑 ストーリーも面白いです。共通ルートがとても短くてすぐに個別に入った事にびっくりしました。違和感もなく自然でした。漢字が難しくてとっつきにくいかなって思いますが世界観はすぐに慣れると思います。 ルートによっては幸せなんだけど未来がちょっと切なく感じるものもあります。ご都合展開でいいのでなんとかならないものか…とても綺麗なエンディングなんですけど切ない…。ハマったゆえにもっと幸せな未来が見たくなります。 これはFDが出ると良いですね〜脇役もかっこいいから困ります。悪役っぽいのも含めて皆攻略対象になってほしい笑 悪役の考え方も間違ってないなって思う所もかなりあるので。こういう人達がいた事で救われる未来もあるんだろうな、なんて考える事ができる世界観でした。 クリアすると喪失感凄そうなのでゆっくりやることにします。 とても面白いです。おすすめです！ 乙女ゲーム関係が衰退しない為にもぜひとも購入して頂きたいです。

ピオフィオーレの晩鐘に遅ればせながらハマり、同じ製作陣ということで気になり購入。 ピオフィと比べるとどうしても評価が減点方式になってしまうのですが、単体で見れば十分加点できる作品だと思います。 (以下ネタバレ注意) 世界観に合った作り込まれたUI（楽曲鑑賞画画面など）、楽曲、美麗なスチル、キャスト陣の演技、魅力的なサブキャラなど、ピオフィ同様細部まで丁寧に作り込まれている感じがしました。 ヒロインが早い段階で自分の恋愛感情を自覚し、基本的に素直だけど好きな相手にはたまにあしらうようなことも言う塩梅もすごく良かったです。 ◯個別ルート良かった順 ・露草 私は少女漫画における所謂当て馬キャラが好きで、そういうポジションのキャラが報われるのが乙女ゲーの醍醐味でもあると思っているので、心のどこかで「自分は振り向いてもらえない」という気持ちを抱えている露草が報われるのがとてもよかったです。 ・依 好みが分かれるキャラかと思いますがお気に入りのルートです。兄への当てつけで主人公のことを好きなわけではなかった気持ちが恋心に変わる過程は見ものです。終盤とある落とし物をするシーンがこのゲームで一番ぐっときました。 ・帷 お互いが好きになる過程が一番丁寧に描かれていると感じました。それだけに結末のFDありきの投げっぱ感が惜しい。 ・淡雪 従者の男性とその主であるヒロインという主従関係が好きなので期待していたのですが、あっという間に手を出したのでびっくりしました。貴族と平民の子は禁忌設定はどうした。 俺はお前のものだと何度も伝えてくれる点は主従関係好きとして非常に良かったです。 ・矢代 攻略制限がかかっているのでさぞ盛り上がるルートなんだろうと期待しすぎてしまったかな…。個人的に一番恋愛描写がおざなりで、いつのまに好きになったの？という感じでした。制限がかかっている割にルートの盛り上がりもそれほどでもなく、あっさり終わった感。 全体通して「最初からFDありきで作ってるんだろうな」というのが見えてしまい、終盤でも今一つ盛り上がりに欠けてしまっていたのが残念でした。 またキャラによってシナリオの出来に差を感じ、特に帷ルートはベストエンドでも不憫すぎる気がします。 ○ものすごく減点するほどでもないけど気になった点 ・主人公の幼さ、世界観のありきたりさ 箱入りお嬢様ということを表現なのか成人している割に「〜だもん！」等口癖がたまに幼稚。戦えないのにやたらと現場についていきたがり、見ているだけ。 厳格な身分制度と、隔絶され日の当たらない地下に送られた罪人達…どこかで聞いたことのある世界観だと思ってしまいました。 ・一部の曲と演技 盛り上がるシーンで流れる2曲の打ち込みドラムの音が安っぽく、盛り上がりが削がれる感じがしました。他の曲はピアノやバイオリンがとても綺麗なんですが…。 ・あるサブキャラの演技 一人だけ演技が悪目立ちしてしまっていると感じるキャラがいて音声をオフにしました。こんなことで利点を感じて申し訳ないですが、サブキャラでも個別に音声オフにできる機能のおかげで快適でした。 色々と書いてしまいましたが、もうすぐ続編が発売されるとのことで、この物語がどんな結末を迎えるのか楽しみにしています。

かなり辛口なレビューが多かったけれど、体験版をやってみて違和感を感じなかったのと、絵や色使いが綺麗な所、音楽が素敵な所、声優さんのボイスがキャラによく合っている所に惹かれて購入を決めました。 まだ帷と淡雪しか攻略していませんが、ストーリーはボリュームがあり展開も面白いです。たしかにピオフィほどの甘さはなく物足りなさはあるけれど、ストーリーがしっかりしているのでそこまで不満を抱きませんでした。甘さはファンディスクに期待しています。あと、石蕗様攻略したい！ 主人公の思考や台詞に稚拙な部分はあるものの、年齢や育ちを考えたら仕方がないかなと。もし主人公の台詞がボイス付きだったら気になっていたかもしれませんが、文字だけで軽く読み進められるせいか、私はあまり気になりませんでした。一生懸命向き合おうとする姿が可愛かったです。 システムについて 次の選択肢までスキップできるというのがすごく良かったです。また、MSシステム的なものもピオフィほど長くなくスキップ機能で止まることなく飛ばせるのも良かったです。

最高でした。こんなに好きになった乙女ゲームは久しぶりで、いろんなの人の感想を見てみたくてレビューを覗いたら高評価が多くてやっぱりなと。読んでいるうちに嬉しくなったので私もレビューしてみます。贔屓目が入りそうなので、残念な部分も盛り込むよう注意して書きます。 〈シナリオ〉 この作品の良点はまずシナリオの良さですね。ボリュームたっぷりのシナリオなのですが、続きが気になって、プレイする手が止まりませんでした。共通ルートで登場人物それぞれの抱えるものに少しずつ触れる機会があり、その最中にヒロインの心の成長も感じられます。逃亡生活が彼らにとっても特別なものになっていくのがわかり、だから個別ルートに繋がるのだなと納得感がありました。でも共通が長いので、個別が短く感じられるかもしれません。糖度は低いですがその分、少しずつ信頼が芽生えていく、好きになっていく過程や心理描写が丁寧にえがかれています。 エンド後DLCが発表になったので糖度はそこに期待ですね。FB・FDもでてほしいです。 〈キャラクター〉 個性派揃いです。一匹狼、ヒロインに棘のある詐欺師、元既婚者スナイパー、息をするようにスリをする少年、オタク革命家(爆弾魔)、ロリ系ハッカー。肩書きが強いですよね。乙女ゲーム攻略キャラクターなので例に漏れずそれぞれいろいろと抱えております。その抱えているのものを丁寧に読み解いて、寄り添って、心を通わせていくシナリオが用意されているので安心してください。 サブキャラも濃いです。誰が敵で誰が味方か、個別ルートを進めないと見えて来ません。個別ルートでもわからないこともあります。 攻略順は誰からでもいいですが、個人的には4人だれでも>サリィ>アッシュ>真相かなと思います。私は他4人>サリィ>アッシュ>真相でプレイしたのですが、この順番にして良かったと満足しております。 〈スチル〉 スチルは各キャラ10枚です。贅沢を言うともう2枚くらいほしかったですね。キャラデザが他の作品と差別化出来ていて、作品の魅力の一つであるだけに残念です。たまに顔に違和感を感じるものもあって、すごく可愛い・かっこいいものとの差があるのも残念です。 〈システム他〉 システム面では選択肢までのスキップ機能や細かなチャートがあり、周回や場面の見返しが簡単にできます。ミッションは丸ごとスキップができなかったのが少し手間かなと思いましたが、ミッション中の文章も既読スキップは使えるのでそんなに時間もかからず周回できます。 用語集が観光地の説明などをしてくれて、この作品の売りの一つでもある旅行気分を盛り上げてくれます。また、攻略後に攻略キャラクター情報が更新されて、みんなからのコメントが読めるのも楽しいです。 スペシャルはhappyエンド後のボイスだけです。本当にこれだけなのか、と、自分が気づいていないだけなのでは、と、何回か確認しましたがそれだけです。でもDLCが来るらしいのでここに入るのかも？ そして、レビューされている多くの方が書かれていますが、BGMがいいんですよね。ストーリーにちょうどよく寄り添ってくれて、邪魔しないし、気分も盛り上げてくれる。かっこいいものばかりです。 〈ヒロイン〉 ヒロインは普通に過ごして来た子なので最初は考え方が平和的で「犯罪なんて絶対だめ」という考え方で、場面によっては甘い所が目立ちます(実際だめですけどね)。ですが、逃亡者からの鋭い指摘や自身でいろんなことを経験していくうち、自分がどうすべきか、どうありたいのかを考えて、最初とは意識が変わっていきます。そういう所が彼女の芯が通った部分だと思うので、最初から最後まで芯が通った部分は変わらないです。

ヒロインは冤罪ですが、他攻略キャラは本物の犯罪者です。序盤から逃亡の為に平然と他人の別荘に潜伏し、食料を盗み、バイクと車を盗み、その後も犯罪行為を繰り返します。 ヒロインだけがその行動に罪悪感を抱き、後で必ず返しに来よう等、罪の意識から目を反らし、いつまでもウジウジと言い訳をしているので正直ちょっとウザかったです。 でもそれは通常誰もが持っている倫理や道徳の観念。 ヒロインの葛藤や向き合い方、心境の変化、仲間への信頼がとても丁寧に描かれていました。 ご都合主義がかなりあります。 追われては逃げを終始繰り返してますが、逃げ切り方も雑で、厳重警備の屋敷や警察署に簡単に侵入し簡単に脱出します。連日報道されている指名手配犯が7人まとまって行動しているのに通報されないし、ホテルにも普通に泊まります。 この手のゲームに細かい所をツッコむのはナンセンスなのはわかっていますが、ちょっと多過ぎて流石にいい加減にしろとなりました。寧ろずっとそれしかしてなかった。せめて変装パターンの服装を数個用意して欲しかったですが、ずっと固定でした。 吉村りりかさんがシナリオ担当の「マツリカの炯」と連続でプレイしましたが、ご都合主義が多く、「キュピパラ」の様なぶっ飛んだ設定でないと成立しないですね。 共通ルートがかなり長く、一昔前の雑なゲームならこのまま簡易なキャラ別Endで終わるのでは？と思う程長かったですが、個別ルートもそれなりにシナリオ量がありました。ただ、個別ルート面白くなかったです。キャラの魅力や生い立ちにこれと言った目新しさは無く、相手組織への反撃や事件解決の爽快感がいまいちでした。 恋愛過程は、まずヒロインに魅力が無いので惰性、予定調和に感じました。 糖度は微糖で、ライターさんやD3作品で考えると意外な低さです。 以下、ネタバレ含みます。 いつの間にかEUの政治や宗教問題に巻き込まれていました。全く興味なくて完全に置いていかれてました。 決着のつき方も内部分裂やまさかの敵の二重人格者の介入で助けられるって、何だそれです。最後別班みたいなのが出てきました。 共通ルートは良かったです。でも個別ルートは退屈で、真相にたどり着く頃には飽きてました。 せめてイラストがこんな古いPCゲームの様なキャラデザでなかったら良かったですね。でも終わってみれば何だかんだゲーム性に合っていた様な気もします。

全員のハッピーEDと真相ルートをクリアしたのでレビューします。 良い点 ⚪︎キャラクター！仲間それぞれに個性的な魅力があって、ずっと全員で一緒にいたくなる居心地のよさがあります。声も皆ぴったりだし、彼らのやり取りを聞いてるだけで楽しい。 チームとしての魅力が強すぎて、恋愛EDで攻略対象以外と別れてしまうのに抵抗が湧くくらい。私はこの抜群の魅力だけで下記の不満点すべてに目をつぶれました。 情熱的な報道キャスターや胡散くさいジャーナリスト、人がよくて憎めない欧州警察コンビなど、追いかけてくる人たちもバラエティ豊かで楽しいです。 ⚪︎手厳しいキャラとそうでないキャラのバランス。最初塩対応なキャラクターは気持ちの変動があるぶん恋愛感情に真実味が感じられてよかったし、当たりのキツいキャラのおかげで最初からフォローしてくれるキャラには深い感謝と愛着が湧いてよかったです。どちらかに偏りすぎず丁度いい。 ⚪︎好かれるようになっても、恋愛対象として見られているのか家族のように想われているのかあやふやな期間があって、そのどっちつかずの距離感がリアルで楽しかったです。共通ルートが長いぶん、唐突に好かれて戸惑うようなことはありませんでした。 ⚪︎BGM。キャラごとのも場面ごとのも全部いい。雰囲気があっておしゃれ。 ⚪︎実際の地名を巡る躍動感。聖地巡りしたくなります。 ⚪︎タイトル画面がかっこいい。操作ごとにキャラが喋ってくれて楽しい。 ⚪︎攻略キャラを変えるたび共通ルートを何度をやるのが面倒と感じる人もいるかもしれないけど、周回するたび攻略済みのキャラの言動に納得できて、私はむしろそれが面白かったです。 ⚪︎攻略対象のデザイン 大人の男性キャラクターの身体にちゃんと厚みがあって最高です。実は買ったきっかけがそれでした。みんな主色が決まっていて並ぶと可愛らしいし、装飾過剰でもないのでイラストが描きやすくて助かります笑 不満点 ⚪︎主人公 ノベルゲーはある程度は仕方ないけれど「ライトノベルを読んだことがない」「高校で会長をやった」「男性と手を繋いだことがない」など、なくても構わない瑣末な設定まで決まっていて感情移入を阻害します。決定的な決断も選択肢なしで主人公が勝手にするし、それも主人公を好きになれればマシなんですがかなりクセのある性格で（雑にまとめると自己犠牲と法順守が大好きな修道女）付き合うのにほとほと疲弊させられる主人公でした。そら私だってなるべく法に抵触せず生きたいけども、生死のかかってるときはそんなもんより自分が大事に決まってるので、こんな時になに甘っちょろいこと言ってんだこの女と苛立つことしばしばでした。なのに自分では絶対しない言動で攻略キャラから怒られたり、主人公の反省の念をいちいち聞かされる苦痛に耐えられず、共通ルートの途中で辞めて五ヶ月放置したくらい。大人しい人かと思いきやいきなり腕力で敵うわけない相手に掴みかかったりする挙動の不安定さにもついていけなかった。 また、私は夢女子で主人公の声はオフにするしビジュアルも脳内で変えるのでキャラデザにこだわりはないのですが、何故これほど特徴的な格好を主人公に…？というのはスチルが出るたび疑問でした。感情移入は断固阻止するという意志すら感じる。 ⚪︎校正不足 誤字はそれほど多くないけど「明るみになる」などの間違いは気になりました。 「笑顔が浮かんだ」は特に多かった。 「照れた顔が浮かんだ」とか。どこに。怖い。 整合性もン？と思うところがちらほら。 ⚪︎キャラの過去がヘビーすぎる これは人によってむしろ好きと思う人もいるかもしれませんが、私は特にラミールートが苦しすぎて途中で投げ出しそうになりました。心頭滅却して乗り切ったけど、幼少期のトラウマを抉られる可能性があるので、キャラ次第でちょっと人を選ぶかも。 ⚪︎安易な結婚ED 結婚EDがDLC含めていくらかありますが、数年で離婚に至る典型みたいな「具体的な相談は一切せずテンションと勢いだけ」でするものが大方でかなり抵抗がありました。私は事実婚（独身）主義で「愛があるなら結婚すべき」という短絡的で前時代的な考え方には引いてしまいます。恋愛ゲームの結末として手っ取り早い制度なのはわかるし、もちろん結果的にするのはいいんだけども、愛あればこそちゃんと考えろ。 あと主人公はせっかく留学して勉強頑張ったんだから何か仕事したら？と思う。家にいるだけっぽいEDが多かったので。 ⚪︎不自然な呼び方 せっかくみんなヨーロッパ人で上下関係がないのにお姉ちゃんと呼ばれるのが不思議でした。そもそもイタリア語には「お姉ちゃん」なんてないのでは…シニョリーナ？（よそよそしい） 特にラミーは普段姉ちゃんと呼ぶのに別のところでは年下扱いするので、整合性が取れていない印象でした。他にも「呼び捨てでいい」と言ったり敬称を抜いて呼ぶ関係変化があったり、日本語じゃないと意味が通らないやり取りが多かったです。イタリア語（英語？）で会話してるなら全員呼び捨てでないと不自然では。ずっとシニョール付きで呼んでたの？？ ⚪︎ミッション達成に無理がある さすがにそりゃ無理だろという力ずくな成功が多いです。こればかりはフィクションと割り切るしかないのか。 不満点も忌憚なく書きましたが総括すると、長く乙女ゲームから離れていた私を久々に幸せな気持ちにしてくれた良作でした。万一続編が出たら確実に買います。また皆に会いたい！