

既製品の値段や大きさに不満を感じているなら、レバーレスコントローラーを自分で作る「レバーレスコントローラー 自作」はとても魅力的な選択です。薄型にして持ち運びやすくしたり、ボタン配置を手の大きさに合わせたり、低遅延の制御基板を選んで対戦向けに仕上げるなど、自分だけの一台がつくれます。
この記事では、初心者でも失敗しない選び方を中心に、自作キットの選び方(対応機種・制御基板・ボタン数・寸法・組立のしやすさ)や薄型化・遅延対策のポイントをわかりやすく解説します。自作キットやケース、基板の違いを丁寧に比べているので、初心者からカスタム派まで、自分に合ったレバーレスコントローラーを見つけられるはずです。






初めての方も、カスタム派の方も安心して選べるように、初心者からプロまで使える視点でポイントをまとめました。ここで紹介する項目を順に確認すれば、自分に合った「レバーレスコントローラー 自作キット」が見つかりやすくなります。
まずは必ず商品ページの仕様欄で**対応機種(PS4/PS5/PC/Xboxなど)と接続方式(USB・有線/無線)**を確認しましょう。キットによっては別売りアダプターが必要だったり、PCのみ対応の場合があります。購入前に「商品説明」「Q&A」「レビュー」で実際に動作しているかの報告をチェックすると安心です。
使い心地に直結するのが制御基板とファームウェアです。Brook系やRaspberry Pi Pico(GP2040)など基板名の記載があるか、遅延に関する説明やレビューでの評価を確認しましょう。書き込みが必要か・手順の難易度も併せて見ると、後で困りません。
見た目のボタン数だけでなく、**実際のボタン配置(ピッチやスプリット配置)**が手の大きさに合うかを画像で確認しましょう。11ボタンやスプリットレイアウトは利便性が上がりますが、手に合わないと操作ミスの原因になります。可能ならレビュー写真や実寸の寸法情報で比較するのがおすすめです。
天板の寸法(例:300mm×200mm)や厚み、素材(アクリル・アルミ・3Dプリント)を確認して、薄型にしたいか・剛性を重視するかを決めましょう。薄型は持ち運びや腕の角度に有利ですが、素材が薄すぎるとねじれやたわみが出ることがあります。商品説明の寸法とレビューの実測値を照らし合わせて選ぶと安心です。
はんだ付けが必要かどうか、ボタンや配線、基板が**同梱されているか(はんだの有無を含む)**を必ず確認しましょう。初心者ははんだ不要の半組立てキットや、説明が丁寧な製品を選ぶと失敗が少ないです。将来の改造を考えるならSTL提供や交換パーツの入手しやすさもチェックして、価格と手間のバランスで決めましょう。
ここまでで、大事なチェックポイントはおさえられました。対応機種(PS4/PC/Xbox等)、同梱の制御基板とファームの互換性、ボタン数と配置、寸法や素材、そして組立の難易度を順に確認すれば、失敗をぐっと減らせます。
まずは自分の優先順位(携帯性か低遅延か、はんだ無しで楽に作りたいか)を決めて、該当する自作キットから選んでみましょう。小さな一歩として、はんだ不要のキットや実績ある基板(例:BrookやRaspberry Pi系)を選べば安心です。レバーレスコントローラー 自作は最初は不安でも、正しい選び方と少しの練習で必ず自分に合った一台が作れます。ぜひ気軽に挑戦してみてください。
掲載している各種情報は、MATOMER編集部が調査した情報をもとにしています。
出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
より正確な情報については各店舗の公式サイトを直接ご確認ください。
Guilekeysの「GK-21」は、自作やカスタムが好きな格闘ゲーマーにおすすめのレバーレスコントローラーです。薄型で持ち運びしやすく、パーツ交換やファーム書き換えで自分好みに仕上げたい人に向いています。初心者〜中級者で「既製品は高い」「自分でボタン配置を試したい」という人に特におすすめです。
一番の魅力は、21ボタン搭載で多彩な割り当てができる点と、低遅延1ms以内の高応答性。GP2040-CE(Raspberry Pi Pico系)を採用しており、PC/Switch/PS4/PS3/Androidなど幅広く使えます(PS5やXboxは変換器が必要)。天板はアクリル系のクリア/マット仕上げで、ホットスワップ対応なのでスイッチ交換も簡単です。
注意点としては、個体差でボタンの戻りや初期不具合が報告されている点。安価で機能が多い反面、最初から完璧な品質を期待するより「交換・調整前提」で買うと満足度が高いでしょう。カスタム前提でコスパよく始めたい人におすすめです。
Haute42のレバーレスアーケードコントローラーB16は、薄くて持ち運びしやすい入門〜中級者向けのモデルで、自作やカスタムを試したい人におすすめです。サイズは約98×198×11mmとコンパクトで、16ボタンのレイアウトを備えており、机置きでも膝置きでも使いやすい設計を目指しています。自分でボタン交換やファームの設定をして遊びたい20〜30代の格闘ゲーム好きに向いています。
一番の魅力は、薄型で軽量かつホットスワップ対応でスイッチ交換が簡単な点。GP2040-CE相当の基板を採用し、Webブラウザ(192.168.7.1)からキー割り当てやプロファイル設定、ファーム更新ができるため、カスタマイズ幅が広いのも嬉しいポイントです。注意点としてはPS5やXbox接続には別途変換器が必要な点と、指が大きい人にはやや窮屈に感じる可能性がある点。コスパ良くレバーレスを試したい人や、薄型で持ち運べる一台を探している人におすすめです。
8BitDoの「Arcade Controller レバーレス」は、超薄型16mmのコンパクト設計と豊富な接続方式を備えたレバーレス型アケコンです。自作で一からケースを作る手間を省きつつ、薄型で持ち運べるベースとして使いたい人や、既製品を参考にして自作レイアウトを考えたい人におすすめです。
主な特徴はKailh製の低背メカスイッチを16個搭載し、Switch/PC対応でBluetooth・2.4GHz・USB-Cの3方式に対応する点。ホットスワップ対応でスイッチ交換がしやすく、SOCDクリーニングやトーナメントロックなど競技向け機能も備わっています。バッテリーは1,000mAhで無線時は最大約20時間駆動。薄くて軽め(約1,097g)、遠征や持ち運びを重視する自作志向のゲーマーにも向く製品です。
一方で、ボタン間の間隔がやや広めだったり、トッププレートの質感に好みが分かれる点、無線使用時の充電ケーブルが短めという指摘もあります。薄型で携帯性を最優先にしつつ、既製品ベースでカスタムやスイッチ交換を手軽に試したい人に特におすすめです。
Guilekeysの「GK-16」は、自作や改造が好きな格闘ゲームプレイヤーにおすすめのレバーレスコントローラーです。20〜30代で「既製品は高い」「薄型で持ち運べるものが欲しい」と考えている人や、基板やボタンの交換を楽しみたい自作志向の方に向いています。
一番の魅力は、多機能メニューでボタン割り当てやSOCD、RGBなどを手早く設定できる点。基板にはRaspberry Pi Pico(GP2040-CE)相当が搭載されており、低遅延1msを謳っているため対戦での応答性も重視する人に合います。ホットスワップ対応やコンパクトな薄型設計で、カスタムや持ち運びを考える自作入門者にもおすすめです。
組み立てや仕上げに関してはレビューでネジやパネルの微調整が必要という声もあるため、細かい作業が苦にならない人、ある程度の分解・調整ができる中級者にも特に向いています。価格を抑えてレバーレスを試したい人の“はじめの一台”としておすすめです。
Guilekeysの「GK-18」は、レバーレス操作を試してみたい自作・改造志向の格闘ゲーマーにおすすめの一本です。USB接続でPC/PS4/PS3/Switch/Switch 2/Steam Deckなど幅広く使え、18ボタン配置で操作の自由度が高い設計になっています。
一番の魅力は、Raspberry Pi RP2040デュアルコアを採用した超低遅延設計やホットスワップ対応で、スイッチ交換やWebコンフィグによる細かい設定が可能な点です。OLEDで入力確認ができ、日本語説明書も付属するため自作で基板やケースを交換したい人や、初めてレバーレスを触る入門者にもおすすめ。ただし連射やマクロなど大会で禁止される機能を持つため、公式大会や対人戦を主目的にする人は注意が必要です。
CPU戦や練習メインでカスタマイズを楽しみたい自作派に特におすすめのモデルです。
Brook Fighter Starburstは、自作や改造に興味がある格闘ゲーム好きにおすすめのレバーレスコントローラーです。薄型で持ち運びしやすく、対戦用にも使える機能が最初から備わっているため、既製品の互換性に悩む人やまずは完成品に近い形で使ってみたい人に向いています。
一番の魅力は、PS5/PS4/Xbox対応という幅広い互換性と、ホットスワップ対応でスイッチ交換が手軽な点です。短いキーストロークのPOMスイッチで素早い入力が可能。16キーの全ボタン型レイアウト、SOCDモード(4モード)、RGBプリセット、マグネット式保護ケースと2段階の角度調整など、カスタムや持ち運びを重視する人に便利な機能が揃っています。
注意点としては、付属説明書のボタン表記がPS5中心で分かりにくい点や、裏面マグネットの着脱が硬いというレビューがあること。初期スイッチの感触が合わない場合は交換を検討する必要があります。特に、スイッチ交換やライト調整などのカスタムを試してみたい人におすすめです。
RK ROYAL KLUDGEのT16は、自作でレバーレス(ヒットボックス型)を作りたい人におすすめのオールボタン型コントローラーです。PCやSteam Deck、Switch、PS4/PS3など幅広い環境に対応し、ブラウザベースでライトやマクロを設定できるため、多機種対応でまとめて使いたい人に向いています。
最大の魅力は、はんだ不要でスイッチ交換できるホットスワップ対応設計と、GP2040-CE基板による低遅延設計。天板が広めで操作が安定するので、格闘ゲームでボタン主体の操作を試したい自作・改造志向の20〜30代ゲーマーや、複数機器を切り替えて使いたい人に特におすすめです。なお、コンソールでキーボードモードを使う場合は別売りアダプターが必要になる点は注意してください。
RK ROYAL KLUDGEの「T16C Compact」は、薄型で持ち運びしやすいレバーレス(ヒットボックス型)コントローラーを探している自作志向のゲーマーにおすすめの一台です。対応機種が広く、設定はブラウザで行えるため、ソフトの導入が苦手な人でも比較的手早く使い始められます。
一番の魅力は、薄型・軽量な本体設計と、工具不要でスイッチ交換できるホットスワップ対応仕様です。GP2040-CE系の基板を搭載し、Windows / PS3 / PS4 / Switch / Steam Deckなど多くの環境で動作。RGB照明やマクロ設定はWebインターフェースで変更でき、外装のアートシート交換などカスタム性も高めです。
組み立ては基本的にネジ外しで内部にアクセスでき、はんだ作業が不要なため自作入門〜中級者に向いています。特に「軽くてコンパクトな携帯用レバーレスが欲しい」「手軽にスイッチ交換や見た目カスタムを試したい」人におすすめです。
ファイトボックスの「FightBox F8 R3L3 Black」は、三和電子製スイッチを採用した16ボタンのレバーレスコントローラーです。自作や改造に使えるベースを探している、20〜30代の格闘ゲーム好きでコストを抑えたい人におすすめの一台。対応はPCのUSB接続で、持ち運びやすいサイズ感を重視する人にも向きます。
一番の魅力は、三和ボタン搭載による打鍵感と、ゼロ遅延USBをうたうエンコーダーです。SOCDモード(ニュートラル/上優先/最終入力優先)切替や脱着式のUSBケーブルなど、自作・改造で使いやすい設計がされています。一方でボタンがやや硬い、天板がプラスチックで薄めといったレビューもあるため、細かな配置変更や内部配線の手直しをいとわない人におすすめです。
RushboxLite 2は、自作や改造が好きな格闘ゲーマーにおすすめのレバーレスコントローラーです。A4サイズに近い薄型設計で持ち運びやすく、ボタン配置を自在に変えられるため「自分の手に合った配置」を追求したい人に向いています。
一番の魅力は、薄型A4サイズかつ独自基板により低遅延RP2040を実現している点。ポーリングレート1000Hzのオリジナル基板を搭載し、コンボやフレーム単位の勝負で入力安定性が欲しい人にぴったりです。18+6ボタンの自由なレイアウト調整や専用工具での簡単なボタン交換ができるため、改造や微調整を楽しみたい中級者〜上級者にもおすすめです。
注意点としては、PS/Xboxなど一部機種で別売のコンバーターが必要な場合があること、初期のモード切替や設定は説明を確認する必要があること。とはいえ、薄さ・持ち運びやすさ・カスタマイズ性を両立したい人には特におすすめできる一台です。










